押さえ込んで勝つ!丸め込んで勝つ!プロレスの芸術技「押さえ込み」と「丸め込み」の違いを考える!

プロレス
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こんにちは!kamiです!

プロレスを見ていると興奮するのが、

「丸め込みや押さえ込みの仕掛け合い」

です。

プロレスでは試合の流れが劣勢で追い込まれたレスラーが、一発逆転で勝利なんてことがよくあります。

フォールを狙う技の丸め込み・抑え込みにはたくさんの型があります。

例えば、

「逆さ押さえ込み」

「スクール・ボーイ」

「ヨーロピアン・クラッチ」

「ジャパニーズ・レッグロール・クラッチ」

「サムソン・クラッチ」

「スモールパッケージホールド」

「後方回転エビ固め」

「前方回転エビ固め」

「ラマヒストラル」

挙げればまだまだあります。

「丸め込み・押さえ込み技」って種類が多くてとても奥が深いんです。

今回は、

「丸め込み技・押さえ込み技」とはどんな技なのか

をプロレス観戦初心者の方にもわかりやすく紹介していきます!

「押さえ込み」と「丸め込み」は違うの?

「押さえ込み」と「丸め込み」どちらもフォールを狙う技ですが、ふたつの違いは何でしょうか?

押さえ込み技

「押さえ込み」は、丸め込みと同じくフォールを狙うための技です。

丸め込みとの違いは、相手の腕や脚を掴んで相手の体を「くの字」に折り曲げながらフォールを狙うことです。

シンプルに言うと、上から相手を押さえつけてフォールを狙う技です。

「体固め」や「エビ固め」「片エビ固め」などですね。

試合を終わらせる3カウントフォールを狙う場合ですね。

※試合のリズムを作るために敢えて早めに固める場合もあります。

丸め込み技

「丸め込み技」ってどんな技のことをいうのでしょうか。

「丸め込み技」は「クラッチ技」とも呼ばれます。

「クラッチ」=「しっかり掴む」という意味からです。

丸め込みの定義は、「相手の腕や脚を掴んで相手を丸め込んでフォールを狙う技」のことになります。

シンプルに言うと、相手を丸め込むように小さくして絡んでいく技です。

相手に返されにくくするために素早く腕と足を複雑に相手に絡めていきます。

相手の隙を突いたり、カウンターで仕掛けることによって相手はパニックになります。これでフォールが奪えれば最高ですが、たとえフォールが奪えなくても相手のリズムを崩すことができます。


共通点

どちらの技にも共通するのが「相手にダメージを与えることを目的としないフォール技」になります。
ここからはよく見られる押さえ込みや丸め込み技を紹介していきます。

代表的なフォール技

フォール技は古典的なものからレスラーオリジナルのものもたくさんあります。

ここからは私が思い入れのある代表的なフォールを紹介していきます。

逆さ押さえ込み

「逆さ押さえ込み」は、別名「バックスライド」とも言われます。

相手を固めている間、自分は走るようにマットを蹴りまくると相手が返しづらくなります。

 

スクールボーイ

「スクールボーイ」は、日本名「横入式エビ固め」と言います。

英語圏と日本では違う呼び方ですね。

日本名は、技の見た目でわかりますが、英語名はなぜこの名前なんでしょうか?

「スクールボーイ」名前の由来は、「学生でも使える技」という理由からです。

プロレス界では基本中の基本の技なのだそうです。

なので新人レスラー同士の試合では多く見られる技です。

ジャックナイフ固め

「ジャックナイフ」、完成形が

「折りたたみ式のナイフ(ジャックナイフ)」

に似ていることから名づけられました。

仰向けに倒れている相手の両足を持ち、自分は前転してエビ固めに固める技です。

相手になだれ込んで仕掛けるシチュエーションが多いです。

「L.I.J」の連携の中で最後に内藤哲也が繰り出す技です。

ローリングクラッチホールド

「ローリングクラッチホールド」は、日本名「前方回転エビ固め」です。

試合の流れのなかで相手の隙をついて仕掛けられることが多い技です。

相手を焦らせる技です。

フォールを返すと今度は逆に相手が「ローリング・クラッチ・ホールド」の型になるのでお互い「ローリング・クラッチ・ホールド」の応酬になることが多いです。

スモールパッケージホールド

「スモールパッケージホールド」は、日本名「首固め」「小包固め」と呼ばれます。

「インサイド・クレイドル」などとも呼ばれることもあります。

相手の不意をつく技として使われます。

これを不意に仕掛けられると相手はかなり焦ります。カウント2.9でギリギリ返すことで試合が盛り上がります!

ジャパニーズレッグロールクラッチ

「ジャパニーズレッグロールクラッチ」は、うつ伏せになっている相手の両脇に自分の両足を入り込ませ、自分を軸に相手を仰向けにする。相手の両足を自分の両足でフックしてブリッジします。

相手はいつのまにかエビに固められてパニックになり返せないことがあります。

この技の歴史は、プロレスの神様である「カール・ゴッチ」が日本で初披露してアントニオ猪木や藤波辰爾が使うようになりました。

「ヨーロピアン・レッグロール・クラッチ」とは入り方が違います。

特殊なフォール技

キドクラッチ

昔の話をさせてください。

「キドクラッチ」は、新日本プロレスのレジェンドレスラーである「木戸修」が開発者なので技名に「キド」が付いています。

彼は派手な技を使いませんが素晴らしいレスリングテクニックで「いぶし銀」と呼ばれたレスラーです。

この技は相手の隙をついて仕掛けるので、相手はパニックで返せないことがほとんどです。

相手への体重の乗せ方が絶妙です。

激しい戦いをしても髪型が崩れないのが木戸修です!

外道クラッチ

「外道クラッチ」の開発者は、その名の通り「外道」です。

バレットクラブで元気なラフファイトを見せてくれています。

四つん這いになった相手の上からまたがって自分の両足を相手の両脇に引っ掛け相手を前転させ固める技です。

最近では、タイチが「タイチ式外道・クラッチ」、鷹木信悟は「鷹木式外道・クラッチ」として使っています。

相手の意表を突くにはとても有効な技です。

デルフィンクラッチ

ちょっと昔になりますが、興奮して見ていた技がこの技です。

「デルフィンクラッチ」は、みちのくプロレスで活躍した「スペル・デルフィン」のオリジナル技です。

相手の腕をクロスで押さえ込み、脚はクロスして抱え込むので、技が完成すると脱出不可能の技です。

技の完成に至るまでの時間が少し掛かるのが弱点ですが、完成した時に見栄を切るデルフィンの姿がカッコイイ!

ラマヒストラル

「ラマヒストラル」発案者は、ネグロ・カサスの父親「ぺぺ・カサス」です。

この名前はスペイン語になります。

スペイン語で

「成熟した」

「あっぱれな」

「見事な」

などの意味になります。

技の見た目ではではないのが面白いです。

相手の一瞬の隙をついて仕掛けられることが多いです。この技を見始めた時はどうやって技に入っているのかさっぱりわかりませんでしたが、見慣れるとわかります!

見慣れてください!

この技で短時間で終わった試合が数多くあります。

足をバタつかせただけでは逃げれないので体全体で返していくしかないです。

この技は、ジュニアヘビー級選手同士の戦いでよく見られます。

オコーナーブリッジ

今ではSANADAの代名詞の「オコーナーブリッジ」。

名前の由来は、ニュージーランド出身のレスラー『パット・オコーナー』に由来しています。

日本語だと「後方回転足折固め」となります。

パット・オコーナーは、二ユージーランド出身のプロレスラーです。1950~1960年代に活躍したレスラーです。NWA世界ヘビー級や初代AWA世界ヘビー級王座に就いた名レスラーです。

技の入り方として、相手をロープに振って戻ってきた相手の反動を利用して丸め込みます。

自分の体重をきれいに真下に乗せることが重要な技です。

この技の大きな弱点として、相手に背中を向けてしまうので、背後からスリーパーで返されてしまうということが挙げられます。

クラッチが外れると弱点だらけになってしまうので技術が必要です。

ヨーロピアンクラッチ

「ヨーロピアンクラッチ」は、背後から相手の両腕を股のあいだから引っ張り、相手が前に回転して逃れようとするところの両足を自分の両足でフックさせエビ固めで抑え込む技です。

尻もちをついて固めるパターンとブリッジして固めるパターンがあります。

イギリスなどヨーロッパにアイデンティティのあるレスラーが使用しています。

現在では、「ザック・セイバー・Jr」が使い手です。

相手の隙を突く技として使われます。

掛けられた相手は焦ってしまい、「3カウント」なんてことがよくあります。

「ザック・セイバー・Jr」はこの技で何度も逆転勝ちをしてきました。

「ザック・セイバー・Jr」は、完成時にブリッジの際に腕組みするバージョンと、相手の両腕を両手両足で固定するバージョンを使います。どちらで固めるのか見逃せません。

サムソンクラッチ

「サムソンクラッチ」は、相手に後ろから組みつかれたときに、相手のクラッチをほどき沈み込んで自分の両脚を相手の両脇にひっかっけて相手を前に回して固める。前転のように相手の股に潜り込み相手ごと回転して固める。入り方数パターンある固める技です。

切り返しで決めることができる技です。

1980年~1990年代にかけてさまざまな団体で活躍した「サムソン冬木(冬木弘道)」が開発者です。

冬木道弘は、「理不尽大王」で名を馳せたレスラーです。国際プロレスでデビューして、全日本プロレス、SWS、WAR、FMWなどで活躍しました。邪道、外道らとのユニット「冬木軍」が有名です。FMWで活躍したユニット「ブリーフブラザーズ」も有名です。

不意に決められるとテンパって脱出に苦渋します。

相手に背後を取られたときに非常に有効な技で多くのレスラーが使用しています。

どんな体勢からでも入れる技と言うことで、今でも多くのレスラーに使われる技です。

ファイブスタークラッチ

「ファイブスター・クラッチ」、開発者は「YOH」です。

2018年の「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」で初披露しました。

相手の脚と腕を同時にクラッチする技です。

腕へのクラッチが独特なので完成するまでに時間が掛かるのが難点ですが、決まると脱出は難しいです。

オコーナー・ブリッジとファイブスタークラッチは違う

ここである疑問が、

「オコーナー・ブリッジ」と「ファイブスター・クラッチ」の違いが何なのか?

です。

シンプルに技の違いを言うと、

「オコーナー・ブリッジは、ブリッジして固める」

「ファイブスター・クラッチは、相手の両腕を掴んでブリッジする」

となります。

「ファイブスタークラッチ」のほうが相手を動けなく出来るのでフォールを狙えますが、技の完成まで時間がかかるのが難点です。

起死回生

スパパパパーンと起死回生!

鹿島沙希の究極の丸め込み技です。

この技が決まると勝率99%という恐ろしい丸め込み技です。

最速決着8秒という記録があります。

まさしく電光石火!

見ていてもどのように丸め込まれたかよくわからないほどの速さで仕掛けます。

掛けられた相手は自分がどのような体勢になっているのかわからずパニックになって3カウントを許してしまいます。

恐怖の丸め込み技です。

試合で疲れたくないようで試合の序盤でもどんどんこの技を仕掛けてくるので相手は油断ができません。

また劣勢な試合でも一発逆転が十分狙えるので相手は恐怖ですよね。

対戦相手は鹿島沙希が相手だと試合のリズムを作らせてもらえませんね。

このことから彼女が素晴らしいレスラーだということがわかります。

鹿島沙希は163cm50kgとレスラーとしてはとても細いです。モデルさんでも十分通じる納得のスタイルです。

本人曰く、「もともと太れない体質のようで太れないなりに今の体型を生かして工夫した戦いをしている」そうです。

そこから生まれたのが大きな相手に絡みつく技である起死回生です。

あずみ寿司

AZM(アズミ)の口癖

「握ってやるよ!」

は「あずみ寿司」を仕掛けてやるよ!という意味の決めセリフです。

喰らった相手はホントに「握られた」という感覚になる技です。

見ているほうも「握られたな」と思う素晴らしい技だと思っています。

「あずみ寿司」は、入り方は「ラ・ヒストラル」で、相手の腕をロックして自分の脚を使って相手を後方に倒します。後ろ向きに回転させられた相手は自動的に丸め込まれてフォールされます。

脱出困難な丸め込み技です。

試合の流れの中で急に仕掛けられると余計に焦って3カウントを奪われてしまいます。

まとめ

この技が「押さえ込み」で、この技が「丸め込み」と言う厳密な決まりはないように思っています。

試合の前半で繰り出される「丸め込み」「押さえ込み」、試合の終盤で繰り出される「丸め込み」「押さえ込み」。

相手の隙をついて仕掛けたり、相手が仕掛けてきた技を切り返して相手の焦りを誘うことができるのでものの数秒で試合が終わってしまうこともあります。

逆転劇や予測不可能な展開を生み出すドラマ性を生み出すことができるのが魅力の技です。

一瞬の隙をついて丸め込むので、レフェリーのいる場所が近ければカウントが入るのが早いですが、レフェリーが遠くにいるとカウントに入るまでちょっと時間がかかります。

なので技を仕掛ける位置も計算しなくてはいけません。

「3カウントが入ったかどうか」で試合後レフェリーと揉めることが多いのもプロレスの面白さです。

また、技の完成時の美しさを見られる技でもあります。

プロレスラーにとってとても重要な技術であることは間違いないです。

みなさんも意識して観戦すると面白いと思いますよ!

※個人的解釈で紹介しています。誤解釈などあるかも知れません。ご了承ください。

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