【新日本プロレスの「介入」】ヒールの乱入がもたらすドラマ性とその魅力をプロレス観戦初心者向けにざっくり解説!

プロレス
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こんにちは!kamiです!

突然ですが、プロレスを初めて見る人が戸惑うことのひとつに

「なんで試合中に他のレスラーが乱入してくるの!?」

という場面があるのてはないでしょうか?

これは

介入(かいにゅう)

と呼ばれるプロレス独特の戦略です。

試合権利のない選手、そもそも試合に出場していない選手がレフェリーの目を盗んでリングに乱入して相手に攻撃を加えるという、反則以前の行為です。

この行動は、試合の流れはもちろん未来のストーリーに大きなインパクトを与えるものです。

この記事では、特に新日本プロレスにおける「介入」の意味やその歴史、代表的なヒールユニット「BULLET CLUB(バレット・クラブ)」「HOUSE OF TORTURE(ハウス・オブ・トーチャー)」について、プロレス観戦初心者の方にもわかりやすくざっくりと解説します!

そもそも「介入」って何?

「介入」の定義はこうなっています。

かいにゅう:事件・問題などに割り込むこと。事件に強(し)いてかかわること。

となっています。

プロレスにおける「介入」とは、本来1対1、またはチーム対チームで行う試合において、関係のない他のレスラーが乱入して試合に干渉する行為です。

この介入を行うのが、多くの場合「ヒールレスラー(悪役)」です。

ヒールとベビーフェイスの関係

  • ヒール:卑怯な手段を使う悪役レスラーです。凶器を使った攻撃を得意としています。観客にブーイングされる存在でブーイングが大好物です。
  • ベビーフェイス(ベビー):正義の味方的存在です。正々堂々フェアに戦います。頑張れ!負けるな!と応援される側です。

「ヒールレスラーが反則やズルをする → ベビーレスラーがその攻撃に耐えて耐えて最後に勝つ」

この勧善懲悪の構図をラストに期待して観客は声援を送ります。

しかし、ヒールレスラーがそのまま勝利なんてこともよくあります。

観客の期待を裏切るバットエンド。。

これもプロレスの魅力です。

新日本プロレスにおける介入の歴史

「介入」の歴史は、ヒールユニットの歴史とリンクします。

介入の歴史をざっくりと紹介していきます。

1970〜1980年代

アントニオ猪木時代は「真剣勝負」を前面に押し出していたので介入は稀でした。

対戦要求をするために試合後の乱入や入場時の乱入などはありました。

乱入ではありませんが、タイガー・ジェット・シンのような外国人ヒールが凶器攻撃を行って相手を痛めつけるという流れができつつありました。

1990〜2000年代

ヒールレスラーが「ヒールユニット」を結成して勝利の戦略として「介入」をするようになります。

代表的なユニットは「nWoジャパン」ですね。

このあたりから「介入」がプロレスのストーリーに重要な役割を持つようになっていきます。

2010年代〜現在

「BULLET CLUB(バレット・クラブ)」「HOUSE OF TORTURE(ハウス・オブ・トーチャー)」などのヒールユニットか登場します。

このあたりから介入はより複雑かつ戦略的になっていきます。

レフェリーの意識を巧みに他に向けさせ、そのあいだに多人数で攻撃したり、凶器攻撃をしたりとチームプレーの完成度が高くなってきます。

特に、タイトルマッチなどの重要な試合では、その影響が大きくなっています。

「BULLET CLUB(バレット・クラブ)」:冷酷な“軍団”による計算された介入

2013年に登場した「BULLET CLUB(バレット・クラブ)」は、プリンス・デヴィット(現:フィン・ベイラー)を中心とする外国人主体のヒールユニットです。

特徴

  • 試合中に乱入をして数的有利を作るのが得意
  • タイトルマッチでもためらいなく介入をする
  • 冷徹な凶器攻撃で相手を痛めつける

彼らの「バッドエンド」(悪役が勝つ展開)は、観客の感情を大きく揺さぶり、次回への興味を引き出します。

「HOUSE OF TORTURE(ハウス・オブ・トーチャー)」:巧みな心理戦で揺さぶるヒール軍団

「HOUSE OF TORTURE(ハウス・オブ・トーチャー)」は2021年にEVILを中心に誕生した新たなヒールユニットです。

特徴

  • ゴングを勝手に鳴らすなどの妨害行為で試合を混乱させる
  • 心理的に対戦相手と観客を揺さぶる戦法が得意です。相手の入場時を襲撃するなど。
  • あえて反感を買う“ヒールの美学”を貫くスタイル

観客からはブーイングされながらも、独自のファン層を確立しています。

新日本プロレス『G1CLIMAX35 決勝戦』で行われた        EVIL vs KONOSUKE TAKESHITA  決勝戦の舞台でもHOUSE OF TORTUREは堂々と試合に大勢で介入してきました。結果はEVILの敗戦でしたが、決勝戦だから介入なしの真面目な試合をするということではなく、いつもしていることをするという「ブレなさ」に感心すらしました。

なぜ助けに来ない?→それもドラマの一部です!

「ヒールが乱入してるのに、なぜ味方が助けに来ないの?」
これにはいくつかの理由があります。

  • 1人で戦うというベビーのプライド(助けに来ないでくれと味方に頼んでいる)
  • 仲間が助けに来た時の“熱さ”を演出
  • ユニット間の駆け引き・裏切りの伏線

こうした演出が、プロレスに深みを与えています。

介入のメリットとデメリット

メリット(=必要性)

  • 試合のストーリーとしての緊張感を高めることができる
  • 数的有利を作り勝利しやすくなる
  • 予測不能な展開で観客を惹きつけることができる

デメリット(=やりすぎのリスク)

  • クリーンな試合を期待する層には不評になることもある
  • ストーリーが複雑になりすぎることもある
  • リアリティを損なう可能性がある
  • マンネリ化することも

まとめ 介入はプロレスの“スパイス”!

プロレスにおける「介入」は、

「卑怯だけど卑怯だけでは終わらない行為」

です。

試合結果とともに試合を盛り上げる重要な演出であり、ヒールとベビーの明確な対立構造を生み、観客の感情を強く揺さぶります。

「勧善懲悪」の構図は年齢を問わず理解しやすく、「なぜ誰も助けに来ないのか?」という疑問も逆に試合結果や試合後から始まるストーリーの一部として楽しめるのがポイントです。

プロレスをこれから観戦する方もぜひ「介入」に注目して、ヒールユニットの存在感を味わってみてください!

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参考資料・出典

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