プロレスにヒールレスラーが必要な理由を誕生の歴史とその役割をプロレス観戦初心者に向けて解説します!

プロレス
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こんにちは!kamiです!

プロレスを観戦していると、自分の推しレスラーがヒールレスラーにロープで首を絞められたり、パイプ椅子で豪快に殴られたり、流血させられたりして泣きたくなるときありますよね。

なんでそんなことするの?

って思いますよね。

こう思わせたらヒールレスラーの思惑通りです。

してやったりという感じですね。

そんなときは思いっきりブーイングしましょう。

プロレスの歴史では各世代に代表的なヒールレスラーが暴れまわって試合を盛り上げてきました。

プロレスの世界に欠かせない存在であるヒール(悪役)レスラーは、凶器を使った反則攻撃で相手を流血させたり、試合に介入して試合をぶち壊したりしてストーリーを盛り上げるとても重要なレスラーたちです。

本記事では、ヒールレスラーの誕生と歴史を振り返りながらヒールレスラーの役割やプロレス界で果たす意義について、プロレス観戦初心者の方に分かりやすく解説します。

ヒールレスラーとは?

そもそもヒールレスラーの定義とはなんでしょうか。

プロレスにおいてヒールレスラーとは、プロレスの試合やストーリーにおける悪役のことです。

私が思うに、反則行為や挑発的な態度で観客の怒りや憎しみを引き出しながら試合に観客の感情を乗せる役割を担うレスラーだと思います。

また、対極に位置する「ベビーフェイス(善玉)」のレスラーを引き立たせる存在でもあります。

ヒールレスラーの誕生と歴史

ヒールレスラーは観客を試合に入り込ませる重要なレスラーとして誕生しました。

草創期のヒールレスラー

草創期のプロレスでは、

日本VS外国

という図式でした。

外国人レスラー=ヒールレスラー

というわけです。

自国ではヒールレスラーではないのですが、他の国に来るとヒールレスラーが多かったです。

1940~50年代のヒールレスラー

この頃からアメリカのプロレス界で「ヒール」が進化してきました。

華麗なコスチュームや派手な振る舞いで観客の注目を集め、試合前から観客を挑発しました。

ファイトスタイルはラフファイト中心です。

このスタイルは後のヒールレスラーに多大な影響を与えました。

日本のプロレスにおけるヒールレスラーの進化

日本のプロレス界では、アントニオ猪木やジャイアント馬場ら正義のレスラーを引き立たせるため外国人選手がヒール役を担うことが多くありました。

特に1960~70年代には、アブドーラ・ザ・ブッチャーやタイガー・ジェット・シンといった個性豊かなヒールレスラーが登場しておおいに日本のプロレスを盛り上げました。

次第に、ヒールレスラー=外国人レスラーという固定概念がなくなり、日本人レスラーでもヒールとして活躍する時代になっていきます。

この時代の代表的なヒールとして私が挙げるのは「ダンプ松本」です。日本国民全員を敵に回したと言っても過言ではなかったです。ダンプ松本率いる「極悪同盟」はこの時代の究極のヒールユニットだと思います。

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現代のヒールレスラー

ヒールレスラーの役割は時代を重ねるごとに多様化していきました。

単なる悪役ではなく「共感される悪」「反ヒーロー」として観客に支持されるケースがでてきました。

これは「悪の美学」を緻密に作り上げているレスラーが増えたことが理由です。

マイクパフォーマンスやSNSでの発信力を駆使してファンを引き込む選手も多くいます。
ファンに共感されるヒールレスラーが誕生したということが大きな変化だと思います。

ヒールレスラーがプロレスに必要な理由

ベビーフェイスのレスラーも「闇落ち」と言ってヒールターンすることもしばしばあります。

プロレス界においてヒールレスラーが必要で大きな役割を担っているからです。

試合のストーリーを作るため

「善と悪」の対立構造は、試合に分かりやすいストーリーを与えます。老若男女にわかりやすい構図です。

特にお年寄りにはとても分かりやすい構図で感情移入しやすいです。

ヒールレスラーの反則攻撃に耐え抜いたベビーフェイスが勝利することで観客が達成感やカタルシスを味わえます。

爽快感ですね。

ヒールレスラーが勝利することもあります。そのときはモヤモヤ感が残ります。

観客の感情を引き出すため

ヒールレスラーは観客の怒りや憎しみをとにかく煽ります。このことによって観客の試合への没入感を高めます。

試合をただ観るだけでなく「自分も応援している」という感覚を観客に与えるわけです。

キャラクターの対比を明確にするため

ヒールレスラーの存在で、ベビーフェイスの正義感や勝利すまでの努力が際立ちます。

対立構造が明確になることで、試合のドラマ性がいっそう深まります。

もちろんレスラー達はヒールレスラーがいない試合でも素晴らしい試合を見せてくれます。

代表的なヒールレスラー

各年代によって素晴らしいヒールレスラーたちがプロレス界を盛り上げてきました。

昔を振り返ると個性的なヒールレスラーがいました。

昭和

タイガー・ジェット・シン

昭和のヒールといえばタイガー・ジェット・シンの名前が挙がります。

サーベルを使って相手の額を割って流血させるのは日常茶飯事でした。アントニオ猪木がシンに勝つことでファンが爽快感を味わうことができました。

アブドーラ・ザ・ブッチャー

フォークを相手の額にサクサクと刺して流血させる様子は生々しく、目を背けたくなるほどでした。

見た目が可愛らしくもあるのですが近くで見ると威圧感はハンパないです。

現代ではヒール像がだいぶ変化しました。

カリスマ性を備えたヒールレスラーが現れました。出で立ちや試合での振る舞い、時折見せるプロレスの技術に加え観客を煽るマイクパフォーマンスにファンは惹かれます。

ダンプ松本

女子プロレス界で今でも名を残すヒールレスラーです。

「極悪同盟」の暴れっぷりは社会現象にまでなりました。

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平成

蝶野正洋

 

平成にはさまざまなヒールレスラーが誕生しました。

追って追記していきます。

令和

EVIL

最近のヒールレスラーで1番に挙げられます。

新日本プロレスでヒールをブレずに貫き通した結果、カリスマ的存在となっています。

パイプ椅子攻撃、マイクのコードを使った絞首刑、金的攻撃、最後にセコンドの介入で試合をぶち壊すのがお決まりのパターンです。

毎試合のことなのでセコンドが介入にいつ来るのかと変な期待をしてしまうようになってしまっています。

反則パターンは決まっているのですが、完成された反則攻撃や試合への介入はそもそもレスラーとしての技量かあってこそです。

時々見せるラリアット、投げ、スコーピオンデスロックなどの技をみるととてもわかります。

ヒールでもファンが付くレスラーですね。

今では好きなレスラーはEVILと答える子どもが増えています。

この現象は、ヒールレスラーEVILを「ブレずに貫き通してきた」結果です。

また、決まって反則介入に来るワクワク感を楽しむファンと、それを良しとしないファンがいることでプロレスのドラマ性をさらに高めています。

OZAWA

突如ヒールターンしたレスラーでこの出来事は、プロレスリングNOAHで「OZAWAショック」と呼ばれています。

相手の顔を舐めるという異色の反則?をします。

予測不能の技を出しながらヒールファイトを繰り広げるスタイルはファンの心を完璧に掴みました。

上谷沙弥

新しいスタイルのヒールレスラーの誕生です。

リング上では王道のヒールレスラーのファイトを繰り広げます。

メディアの露出を増やし、バラエティ番組に出演した際は、笑うし泣くしと今までのヒールレスラーはリング外でも怖いというスタンスを壊しています。

これは彼女が「プロレスを世間にもっと知ってもらってひとりでも多くの人に試合を見に来てもらいたい」という思いからだそうです。

 

ヒールレスラーの試合を楽しむポイント

反則攻撃にブーイングをするほかにヒールレスラーのファイトを楽しむポイントを紹介していきます。

ヒール化した背景を知る

このレスラーがなぜ悪役として振る舞うのか?それまでのストーリーを知ると試合がさらに面白くなります。

たとえば、ベビーフェイスのレスラーがヒールターンした理由や特定のレスラーとの因縁などです。

試合以外のパフォーマンスを楽しむ

マイクアピールや試合前後の振る舞いにも注目しましょう。

マイクパフォーマンスは聞き取りやすく、そして完結に、そしてわかりやすく話しているレスラーが多いので確認してみましょう。

反則攻撃の仕方

レフェリーの死角をついての金的攻撃、ユニットを組んでいる場合は連携した反則攻撃など、言い方はおかしいですが反則の技術を楽しむこともプロレス観戦のひとつです。

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レフェリーを引きつける

反則攻撃をレフェリーにモロ見つかってしまっては反則負けになります。

仲間が何かにつけてレフェリーの気を惹き、レフェリーが見ていないところで反則攻撃をします。

ヒールユニットの連携

多くのヒールレスラーは、ユニットを結成しています。

いろいろな連携をして相手を攪乱し、時には試合をぶち壊します。

試合への介入のタイミングなどはとても興味深いです。

新日本プロレスのヒールユニットのハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)の反則連携は完成されたもので反則なのに素晴らしいと思わせるものです。

まとめ

プロレスでの「ヒール」とは、悪役レスラーのことです。

ヒールレスラー創世期は、外国人レスラー=悪役レスラーという図式が定番でした。

とても分かりやすい構図で観客も感情移入しやすかったです。

ヒールレスラー完成期には、ベビーフェイスのレスラーがヒールに転向するいわゆる「ヒールターン」のケースが多くなりました。

現在は「闇堕ち」と言うこともあります。

みどころは、ヒールターンするときのタイミングです。

長期欠場していたレスラーが復帰するときだったり、海外武者修行から帰って来たときだったり、タッグマッチの試合中などに急に味方であるパートナーに攻撃を仕掛けて相手チームに合流するというパターンがあります。

ベビーフェイスのイメージが強ければ強いほどヒールターンしたときのファンに与える衝撃が大きくなります。

こうしてヒールレスラーがプロレスの物語を作ることによって観客の感情が揺さぶられます。

この演出によってレスラーの魅力が何倍にも膨らみます。

ヒールレスラーの立ち振る舞いも時代とともに変化しています。

観客は、ヒールレスラーの誕生と進化を知ることで、プロレスをより深く楽しむことができるでしょう。

ヒールレスラーの巧みな演技やそのレスラーのバックボーンストーリーに注目してみてください!

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